PREVIOUS EXHIBITION

[2006/10/10-10/23] 増井敏雅 蜻蛉玉展 (カテゴリ:工芸)

masui.jpg

毎年秋にギルドギャラリーで開催致しますこの「トンボ玉展」は、関西以外の地方からも多くの方が来場される人気展覧会です。

作家サイト:MIYABI GLASS STUDIO 作家サイト:増井敏雅

Copyright © 2006 GUILD GALLERY & office auracross,All right reserved.
※文章・画像等の無断転載を禁じます。



INFORMATION
作家プロフィール ガラス作家 1960年、大阪府生まれ。 1987年・独学でトンボ玉制作を始める 1991年・奈良県・薬師寺玄奘三蔵院  トンボ玉奉納     ・故・飯降喜三雄氏に師事 1992年・長野県ツインパーク21ガラス館・制作実演 1993年・奈良県明日香村に工房設立 1994年・大阪リーガロイヤルホテル・ガラス工芸教室講師 1995年・佐竹ガラス・流工房トンボ玉教室講師     ・トンボ玉フォーラムパネリスト 1996年・奈良県・薬師寺大講堂 トンボ玉奉納 1998年・トンボ玉フォーラム デモンストレーション ・Glass Art Society In JAPAN Seto デモンストレーション     ・国際グラスビーズ展出品 2001年・近鉄文化サロン・ガラス工芸教室講師 2003年・桜井市グリーンパーク・ガラス工芸教室講師 2004年・トンボ玉フォーラム「とんぼ玉コンクール」審査員 2006年・ISGB     Internationaru Society of Beadmakers     Kansas City,Missouri. USA ・デモンストレーション
ライナーノーツ  毎年秋にギルドギャラリーで開催致しますこの「トンボ玉展」は、関西以外の地方からも多くの方が来場される人気展覧会です。 大阪では年に一度のこの展覧会でしか見られない増井敏雅氏の繊細なトンボ玉の世界をぜひご堪能下さい。(展示作品は販売も致します。)  「トンボ玉」は2cm足らずの小さなガラス玉で、今から約3500年前より作り出されて来たといわれています。世界各地で作られた小さなガラス玉に描かれた美しい模様は常に人々の心を魅了し続けて来ました。  増井氏は、17年前に独学でトンボ玉の制作を開始。93年に奈良県明日香村に工房を設立し、その後は関西方面を中心にガラス工芸の講師として、また全国各地での個展やデモンストレーションを行うなど、トンボ玉(バーナーワーク)の普及に力をそそいでいます。今やその技術の高さとデザインの美しさから全国に多くのファンを持つガラス作家です。
by ギルドギャラリー:前田龍央
蜻蛉玉とは? ◆蜻蛉玉とは、、、。 とんぼ玉(とんぼだま)は穴のあいたガラス玉(ビーズ)のこと。蜻蛉玉。 模様のついたガラス玉をトンボの複眼に見立てたため、とんぼ玉と呼ばれたともいわれている。 江戸時代には青地に白の花模様のガラス玉を『蜻蛉玉』と呼び、それ以外のものは模様に応じて『スジ玉』『雁木玉』などと呼び分けていたが、現在では模様に関係なく『とんぼ玉』と呼ばれている。

◆歴史
とんぼ玉がいつ頃から作られていたのかははっきりしない。エジプトなどでガラスの発明から間もない時代に発見されており、古くから製法が知られていたことがわかっている。 日本では、吉野ケ里遺跡から、勾玉とともに小型のとんぼ玉(ガラスビーズ)が出土しているが、これらはエジプトからの輸入品と考えられており、アジアを横断する交易ルートの存在を示唆する資料と見なされている。 正倉院には多数のとんぼ玉とともに製法を記した書物や原料も収蔵されており、奈良時代には製法が伝えられ、国内で生産されていたと考えられている。 奈良時代から平安初期には、とんぼ玉は厨子の装飾に使用されるなど、仏教美術と深く結びついていた。 その技法は秘伝とされ、とんぼ玉に接することが出来る人間も限られていたと言われている。 江戸時代に、南蛮貿易を通じて中国のガラス技術とヨーロッパのガラス技術とが伝えられ、長崎などで安価なとんぼ玉が多数作られるようになった。 その結果、長崎の技法が江戸で発展したもの(江戸とんぼ玉)、アイヌ民族との交易用に作られたもの(アイヌ玉)、奈良時代からの製法で作られたもの(泉州玉)が庶民の手に渡るようになり、根付けやかんざしなどの装飾品に使用さた。 しかし、とんぼ玉の製法は奢侈禁止令により明治時代には絶えたと言われている。 戦後に入り、江戸とんぼ玉や外国産のとんぼ玉を参考に復元が行われ、多数の現代作家のもとで作られている。

◆技法
巻き付け - 離型材を塗った芯棒(鉄、ステンレスが主に使用される)に、バーナーで溶かしたガラスを巻きつけ、形や文様を作る。とんぼ玉制作で主に使用される技法。 ロール - 熱したガラスを板状に延ばしてから芯棒に巻き取る。ミルフィオリを制作する際に用いられる技法。 ホットキャスト - 溶けたガラスを鋳型に流し込み、成形する。 パート・ド・ヴェール - ガラス粉を鋳型に敷き詰め、加熱する。アフリカのキファは主にこの技法で制作されている。 型押し - 溶けたガラスを金属の型に挟み込んで成形する。星形、ハート形などを作る際に使用される技法。 管引き - 中空のガラス管を作り、希望の長さに切ったあと断面を研磨する。シードビーズを作る際に用いられる技法。 研磨 - ガラス塊を研磨して成形する。


引用
ページ名: とんぼ玉 著者: Wikipedia の執筆者たち 発行者: 『Wikipedia』 更新日時: 2006年9月25日 05:14 (UTC) 取得日時: 2006年10月5日 02:44 (UTC)  URI: http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%81%A8%E3%82%93%E3%81%BC%E7%8E%89&oldid=7884849 ページの版番号: 7884849。