PREVIOUS EXHIBITION

[2008/10/7-10/19] 安部寿紗 作品展 「お米展」(カテゴリ:インスタレーション)

abeokome.jpg


「おコメってロマンチック」
中国で生まれた稲作が朝鮮へ伝わり、東の果て日本へ...。
遙かな旅路、おコメロードを想像すると、おコメにロマンを感じずにはいられない。

Copyright ©ABE Kazusa , 2008 office AURACROSS,All right reserved.
※文章・画像等の無断転載を禁じます。

INFORMATION
Profile 1984年:兵庫県出身
2005年:創造社デザイン専門学校卒業
2006年:はじめて田植えを体験
2007年:庭でお米を育てる(バケツ棚)
2008年:長谷の棚田にて田植え
現在 日々ねんどでお米粒を作る。
Caption 「収穫祭がギルドギャラリーにやってくる。」

「おコメじゅうたん(3m×5m※予定)」や「おコメ絵画」など、ねんどで作られたおコメ粒を使った作品を出展予定。
実際にお米を育てたことで、お米に秘められた可能性を知り、感銘を受け生み出された作品を展示します。
その中には農家の方の言葉に強く影響を受けたものや、お米や稲の歴史から生まれたものなどがあります。
10月の収穫の時期に日本人が一番安心して食せる「お米」をテーマにした作品展をお楽しみください。

彼女が何故お米に魅力を感じたのか。それを知る為に彼女の言葉の一部を紹介します。

日本のお米文化は 朝鮮半島からやってきた、そんなことを小学生の頃習ったような覚えがある。
中国で生まれた稲作が朝鮮へ伝わり東の果て日本へ遥かなる旅路おコメロードを想像するとおコメにロマンを感じずにはいられない。

おコメってロマンチック
おコメについて私が言えることはそれにつきる。

おもしろい小説を読んだ。磯崎憲一郎さんの「肝心の子供」
そこには、ブッダ王子の妃「ヤショダラ」が山岳地帯の生家の村から苗を持ち込み沐浴の池に植えたのが田んぼのはじまりとして描かれている。
田んぼに素足で入るヤショダラを想像してみる。さぞ癒されたろうに。
田植えをしたことがある人にはわかるだろう。
田植えは気持ちいい。
もちろん重労働だ。農家の方には頭があがらない。 だけど本当に心癒える思いを私はした。
Exhibition[2008/10/7-10/19] 安部寿紗 作品展 「お米展」