PAST EXHIBITION [過去の展覧会]
2005 2/15 (tue) - 3/ 5(sat)
東恩納裕一 「東恩納裕一」
コンテンポラリー・アート(インスタレーションと絵画)
■OPEN 12:00-19:00
 ※金曜日のみ21:00 最終日は17:00まで

■休廊日 2月20日(日)、2月27日(日)
INTRODUCTION [解説]

蛍光灯インスタレーション、カラーテープのボーダーによるオプティカルなインスタレーション、新作絵画など約8-10作品の展示予定。

東恩納裕一の新 しい作品において、日本社会に内在する政治性が新しいオプアートを生み出している。新しいオプアートを構成するのは強烈化、誇張、介入、変形であり、そこでは不気味さと芸術的美しさの均衡がユーモラスに保たれている。(清水譲:Politics of a new Optical Art-Yuichi Higashionna's recent works 94年パリでの個展カタログより抄訳/原文は英語、翻訳:西沢三紀)

 東恩納裕一は90年代よりレースのカーテンや花柄パターンなど、かつて日本の多くの家庭で見かけることのできたファンシーなインテリアをモチーフに制作を行ってきました。
それらの作品は、私たちに、見慣れたものが持つ(フロイト的な)“不気味さ”*をつきつけるものでした。が、近年、東恩納が取り組んでいるサークル型の蛍光灯*を組み合わせたオブジェ・インスタレーションは、攻撃的な明るさと同時にどこかユーモアを感じさせ、新たなオリジナリティ・可能性を見せています。

*『不気味なもの』ジークムント・フロイト 1919年
*サークル型蛍光灯は戦後日本で独自に開発され、現在、日本の家庭で最もポピュラーに普及する照明です。

今回、イナート、ギルドの両ギャラリーでは上記の蛍光灯作品と合わせて、ゴムバンド・カラーテープによるオプティカル(目がチカチカする)なインスタレーション、新作絵画の展示を行います。


同時開催

[会場]イナートギャラリー
〒556-0022 大阪市浪速区桜川1-4-4
tel.06-4392-9120 fax.06-4292-9122
http://www.inart-g.com/

[会期]2005年2月15日(火)?4月1日(金)
[営業時間]10:00-20:00
[休廊]日曜・祝日/第2・4土曜日
[展覧会名]東恩納裕一
[ジャンル]コンテンポラリー・アート(インスタレーションと絵画)
[内容]蛍光灯インスタレーション、ゴムバンドのストライプによるオプティカルなインスタレーション、新作絵画など5-8作品の展示予定。

 

PROFILE [作家プロフィール]
東恩納裕一 Yuichi HIGASHIONNA

東京生まれ、東京在住。90年代はじめからインテリアなどをモチーフに作品を発表。「時代の体温」展/世田谷美術館(1999)、「ZONE」展/府中市美術館(2003)、「Officina Asia」展/ボローニャ近代美術館(2004)などのグループショーに参加するほか、東京を中心に海外でも個展を行う。