PAST EXHIBITION [過去の展覧会]
2005 4/11 (mon) - 4/23(sat)
勝又邦彦 「Iwojima」
写真
■OPEN 12:00-19:00
 ※最終日は17:00まで
■休廊日 日曜日
■入場料 300円
■企画協力 (株)ピクチャーフォトスペース


[同時開催]


勝又 邦彦展 「硫黄島へ」  

 日程:4/7(木)-4/12(火)
 場所:大阪ニコンサロン   
     〒530-0001
     大阪市北区梅田2-5-2
     新サンケイビル1階 ニコンプラザ大阪内
 TEL:06-6348-9698 
 FAX:06-6348-9722
 開館時間:10:00-18:00
 休館日:毎週水曜日

(ニコンサロンでの展示は映像作品がメインとなります。)
INTRODUCTION [解説]

Picture Photo Space Inc.より出展いたしました、PARIS PHOTO2004ではskylineシリーズが若手写真家として世界中の写真関係者より高い評価を得た勝又邦彦の写真展を開催いたします。

1945年、現在の日本領で、第二次世界大戦において最初の地上戦が行われた硫黄島。日本領でありながら未だに12,000柱の遺体が眠る玉砕の島は、小笠原諸島の日本返還後も一般人はもとより、旧島民の帰島も許されない軍事的要衝である。この島IWOJIMAは、J・ローゼンタールの写真「硫黄島米国旗掲揚」により第二次世界大戦の日米戦におけるアメリカの勝利のシンボルとして著名だが、日本ではそれほど一般に認知されているわけではない。

勝又は単純な平和主義者であり、自由を求める一人で、特定の政治的党派や信条に与するものではない。ただそのような島があること、我々のまわりには事実として自衛隊があり米軍があることを指し示すだけである。自衛官の親をもち、17歳で硫黄島に散った伯父をもつ作者だが、平和な日本の自衛隊と、未だ一般人の入島が許されぬ過去の激戦地とを結ぶ作業は、静岡県を中心とした各地の自衛隊と小笠原諸島、硫黄島やワシントンをめぐることで終わるはずだった。しかしイラク戦争のぼっ発により事態は急変、この旅がひとつの始まりでしかなかったことを知る…。戦後60周年にあたり、硫黄島で捉えられた写真を中心とする作品20点あまりによるインスタレーションとして展示いたします。

PROFILE [作家プロフィール]
勝又邦彦 Kunihiko KATSUMATA

[オフィシャルサイト]http://web.iminet.ac.jp/katsumata/

1967年 静岡県生まれ
早稲田大学法学部卒業

在学時より絵画/文筆/写真/映像作品の制作を開始。ライターや金融機関勤務など様々な職種に国内外で就く。インターメディウム研究所在学中の1997年より作品発表を開始。

現在は写真家、美術家、文筆家、商業写真家として活動中。個展グループ展など多数。

[主な展覧会]

2002年  「写真の現在2 サイト -場所と光景」東京国立近代美術館


[主な受賞]

2001年 さがみはら写真新人奨励賞
2005年 第54回 日本写真協会新人賞受賞

東京ビジュアルアーツ非常勤講師